サブプライム恐慌とSaaS, Mashup

日経平均が8000円割りそうですね、なんてみんな絶望的な顔をしている最中、生まれたばかりのベンチャーにとっては、千載一隅のチャンスだなぁなんて思ったりする。

  • 不況期がベンチャービジネスの仕込みには絶好な時期であるという一般論
好不況のサイクルのボトムの時期は、startupをするものにとっては非常に良いタイミングであり、過去現れたメガベンチャーの多くは、そのような時期に創業し、この不況をかいくぐってきた会社が多いという話。そんな話は、いろいろなVCの方からも聞くことも多い。

まずは、単純に競合となりうる会社の参入が少なくなるということ。こんな時期にベンチャーを始めるなんて基地外沙汰としか普通の人は思わない。始められない理由は、資金調達が難航するという点よりも、周りの暗い雰囲気を読んでしまい逡巡してしまうという精神的な面が大きいような気がする。それから、大手企業も、この時期は新規事業、つまりは市場が潜在的で不確かなビジネスにはリスクが高すぎて投資をしたがらない。よって、この時期においては、自身の事業にコミットし市場が追いついてくることを信じて疑わないで、しくしくと水面下(損益分岐点下)で来たるブレイクスルーに向けて準備をしていけるプレーヤーだけに絞られてくる。そして、不況を脱して市場が花開き顕在化した時には、彼らが気付いても、追いついて来れないところにいるという論理。

あとは、もともと不況時に始めているので、収益を上げるのに創業当初から苦労し、コスト意識が高く、ちょっとちやほやされても勘違いしにくいということ。始めからガツンとやられベンチャー経営の難しさ痛感しているわけで、三つ子と魂なんちゃらで筋肉質の経営体質がDNAに埋め込まれているので、外部環境の変化に強いということもあるのかな。

という一般論があって、次は弊社がいるビジネスドメインの話。

  • 今この不況下に企業向けにMashupのプラットフォームをSaaSで展開しようという点
サースだのまっしゅあっぷだの書いてしまうと超ミーハーな感じなんだけど、その本質は、多くの企業の直面している課題の直接的・間接的なソリューションになりうるのではないかと。この先の見えないさなか、億単位のIT予算を取って、2年掛かりでプロジェクトを仕上げていくなんて、大手の勝ち組企業でもナンセンスな話になりつつある。とはいえ、変化に合わせてサービスを提供していかなくてはいけない。となると、インフラを整備しなくてすぐ始められるSaaSという話になるし、そうでなくても、既にある社内データを活用し軽快にサービス展開できるWOAやMashupのアプローチがすんなり検討の土台に上がってくる。

実際、企業は今よりも将来は悪い状況になるとは思っていないから、永続的に費用が発生しても導入コストが掛からないサブスクリプションという課金モデルは、少し前までは受け入れられなくとも、今となっては非常にロジカルに聞こえるはず。

一方で、Mashupは、決裁が下りずに金は無いけど、現場の要求は強いまま変らず、そんなら既存の資産を使って何かやるか、というケースではまる。現場の意見を吸い上げてアジャイル開発で絶対"外さない"サービスを作るにはもってこいという実感。んでもって、この領域は、外部に出せる予算が、数千万もなく数百万のレベル(CXO決裁が要らない)であったりするから、大手のベンダーやSIerが入って来れない領域であったりする。ここは、マッシュマトリックスのような生まれたばかりのベンチャーにとっては、顧客要件も高くなく手離れのよい金のなる木的なホワイトスペースになるわけ。なにより、スモールプロジェクトなので、潜在的競合に目立たないでやれるし。

と以上、自己催眠を掛けているに違いないポジショントーク炸裂だけど、まあ、そんなことをも思いながら、ニンマリとしながら片道1時間半かけて電車に乗ってたりするわけで。

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